七五三はその名の通り、7歳・5歳・3歳で行われますが、男の子は5歳のみというイメージが
あります。
しかし、最近では男の子であっても3歳のお祝いをする方がたくさんいらっしゃるようです。
どうすればいいのか悩みますよね。
男の子の七五三について一緒におさらいしましょう。
出典:flickr.com / www.japanexperterna.se
●男の子は5歳、女の子は3歳と7歳が一般的?
一般的には男の子が5歳、女の子は3歳と7歳にお祝いをするというイメージ。
しかし本来はそうではなく、それぞれ数え年で男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳にお祝
いをすることが正しかったのです。
男女の年齢による違いは伝統にもとづくものなので簡単に説明しておきます。
・3歳(男女ともにお祝い)
髪置きの儀…江戸時代、男女問わず将来健康な髪を生やすために、3歳までは坊主にする習慣
があった。3歳からは髪を伸ばし始めるため髪置きの儀として行われる。
・5歳(男の子のお祝い)
袴儀…江戸時代の武士の盛装が袴であったことから、人生で初めて袴を着用し、男として社
会の一員になれるという意味合いで行われる。
・7歳(女の子のお祝い)
帯解きの儀…女の子がそれまでの紐付きの着物に代わって本仕立ての着物と丸帯という大人
の装いをすることにより行われる。
年齢ごとに由来があったために、男の子と女の子で七五三をお祝いする年齢が違っていたん
ですね。
●七五三は地域によって違う?東日本と西日本
地域によっても男の子の七五三を祝う年齢に差があります。
関東地方等の東日本…5歳だけ
西日本…3歳、5歳
最近では関東地方でも3歳の男の子の七五三をお祝いする方もいらっしゃいます。
そして男の子と女の子の違いがなく3歳5歳7歳全てお祝いする、またはどの年齢かに1度だけ
お祝いするといったように地域や家庭によっても様々で一概には言えないようです。
●七五三の事前準備はいつから?
七五三の事前準備はなるべく早く行うことがおすすめです。
衣装のレンタルを考えている場合、半年以上前から予約を入れている方がいらっしゃるよう
なので直前では借りられる着物が限られ、好みのものを選べなくなる可能性があります。
また七五三時期の10月11月は神社も混みあいますので、土日祝に行いたい場合は早めの祈祷
予約をおすすめします。
写真撮影を行う場合、七五三当日に撮影するよりも別の日に前撮りを行った方がバタバタし
なくて良かったという方もいます。
別撮りを行う際も撮影予約しておきましょう。
その他前日までの準備として…
・カメラやビデオの用意
・神社までの交通手段の確認
・初穂料の用意(新札)
・参拝後の会食のための着替え用意(靴)
なども行っておくと安心。
何事も早めの行動が良い結果を呼ぶようです。
直前に慌てることのないように、予約・準備は済ませておきたいところ。
●まとめ
七五三の年齢、起源から考えると実は男の子も3歳のお祝いをするべきだったんですね!
知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
実際に男の子の三歳で七五三のお祝いをされた方によると、
羽織袴を初めて身に付けて、あどけなさの中に男の子っぽさがちょっぴりプラスされたわが
子を見て、思わず感動したということでした。
5歳になったときの羽織袴姿と比べられるのも楽しみですね。
写真もしっかり残してあげたいですね。
とはいえ、地域や家庭によっても違うので各ご家庭で相談して一番良い方法を選ばれると良
いと思います。
事前準備に関しても神社やスタジオ等、早めの予約がカギとなるようですね!
余裕をもって臨んで良い1日を過ごされてください。