1月7日には、健康成就を祈って七草粥を食べますね。
この七草粥、あなたはどのようなレシピで作っていますか。
今はアレンジ方法もたくさんあり、七草粥をより美味しくいただくことができるようになっています。
そのアレンジ方法やおいしく作れるレシピなど紹介しますので、七草粥を作る際の参考にしてみてくださいね。
写真:フォト蔵 / rtaimeshi
●七草粥のおいしいレシピ
七草粥の作り方は人それぞれ違うと思いますが、おいしく作れるレシピをいくつかピックアップ。
・ほんだしが味の決め手。簡単七草粥
材料(4人前)
ご飯 茶碗2杯分(300g)
◎水 6カップ
◎しお 少々
七草 150g
ほんだし 小さじ2
作り方
1. 鍋にご飯、◎を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にし、10分ほど煮る。
2. 七草は塩ゆでにし、冷水にとって冷ましてから水気をしぼり、みじん切りにする。ほんだしを加えて混ぜる。
3. 1に2を加え、ひと煮立ちさせる。
4. 完成。
これなら料理が苦手な人でも簡単にできますね。
もう少しこだわるなら、七草の下処理をしっかりし、お米からお粥を焚いてみましょう。
そのやり方はこちら。
・七草の下処理
1. 七草の葉物は細かく刻み、塩をふって青臭さを抜く。
2. 熱湯にくぐらせる。
3. 大根やカブは刻んでおかゆを焚くときに一緒に煮る。
4. 仕上げによく水気を絞った葉物と塩を加える。
あく抜きをしっかりして、青臭さが残らないようにするのがポイントです。
・お米からお粥を焚く方法
1. 米を洗って1時間程度水に浸す。
2. 鍋に米と米の3~10倍の水を入れる。
3. 2を火にかけ沸騰させる。吹きこぼれないように少し蓋をずらして、中火から弱火にする。
4. 40分ほど煮て、浮いてきた粘りを取りながらさらに20分ほど煮る。
5. 下処理した七草を入れて、塩で味付けする。
6. 出来上がり。
水の量はお好みで調節してください。一般的には米の4倍で作る人が多いです。
火加減が難しいところですが、米粒が浮いては沈むを繰り返す程度の火の強さを目安にしてみてください。
せっかくの七草粥ですから、おいしく作っていただきたいですよね。
七草粥を米から焚く方法で作っているレシピが動画にあります。
分かりやすく、とても美味しそうなので、こちらも参考にしてみてくださいね。
<動画>
●七草粥のアレンジレシピ
七草粥はスタンダードなレシピ以外にも、色々なアレンジレシピがあります。
・中華風の味付けで食べやすく
材料(2~3人前)
七草セット 1パック
水 700cc
冷や飯 1膳半(300~320g)
◎酒 大さじ1
◎中華だし(顆粒) 小さじ2
◎鶏がらスープ(顆粒) 大さじ1~1と2/1
◎塩 小さじ1/4
しらす 小1パック(20~30)
卵 1個
ごま油 小さじ1
作り方
1. 七草を水でよく洗い、汚れを落とす。
2. スズシロとスズナは皮をむいて薄切りにし、水から茹でてザルにあげる
3. 2と同じ湯に塩(分量外)を少量加え、葉類をさっと茹でて水にさらす。水気を絞って細かく刻んでおく。
4. 土鍋に水と冷や飯を入れて火にかけ、ご飯をほぐす。沸いたら弱火にし、◎の調味料で味を調える。
5. 弱火のまま、とろみがつくまで5~10分ほど煮る。時々かき混ぜる。
6. 2、3の七草としらすを加えてひと混ぜする。
7. 溶き卵を全体に回しいれ、底から大きくかき混ぜる。蓋をして火を消し、蒸らす。
8. 卵が固まってきたら仕上げにごま油を回しかける。
9. 完成。
中華風の味付けにすることで、七草粥が少し苦手といった方でも、食べやすくアレンジされています。
毎年同じ味付けでマンネリ気味という方も試してみてはどうでしょう。
調味料のアレンジ方法を作り方の随所で紹介してくれている動画もありました。
こちらもご覧ください。
<動画>
中には、お餅をいれるといったアイデアもあります。
お正月にぴったりですね。
●七草粥の子供向けレシピ
七草粥は子供向けにアレンジすることも可能です。
子供に人気の食材、ツナを入れたレシピを紹介します。
・子供でも食べやすいツナ入り七草粥
材料(4人前)
米 1合
水 7カップ
七草 適量
ツナ缶 1缶
鶏がらスープの素 小さじ2
醤油 少々
塩 少々
作り方
1. 大根、カブの葉を切り離す。
2. 大根、カブは小さめのさいの目切りにする。
3. 七草と大根・カブをゆで、冷水に付けておく。
4. 3の水気を切り、七草を食べやすい大きさに切る。
5. 鍋に米と水を入れ、沸騰したらすこしずらして蓋をし、30分程度弱火で煮る。
6. お粥が焚けたらツナと鶏がらスープの素、塩を入れて味付けする。
7. 七草、醤油を入れて完成。
七草粥は子供にも美味しく食べてもらいたいですよね。
このほかにも、溶き卵を入れる、鶏肉を入れるなどのアレンジも子供でも食べやすいと人気です。
どうしても七草が食べられない子供には、七草の代わりにホウレンソウなどの野菜を入れてあげて、形だけでも七草粥としてあげる方法もあります。
あなたのお子様に合わせて作ってみてくださいね。
●まとめ
七草粥を美味しく作るには、七草の青臭さを下処理でしっかり取り除くことが大切です。
下処理から丁寧にすることでより美味しく七草粥をいただくことができます。
そして七草粥はもとがシンプルな味わいなだけあって、色々とアレンジ方法があります。
好きな具材を一緒に入れてみたり、調味料を和風から洋風や中華風にアレンジしてみたり、七草が苦手だという人でも食べやすい味付けにすることが可能。
ツナや鶏肉などを入れれば、子供でも好んで食べてくれるような仕上がりにもできます。
昔からの風習だから仕方なく食べる、ではなく、美味しく味わっていただくようにしたいですね。