子どもの日が近づくと、鯉のぼりが風に揺られている姿をよく見かけます。
大きなものから小さなものまで、気持ちよさそうに空を泳いでいますよね。
でも、鯉のぼりって各家庭で飾られる日が違っているような気がします。
早く出すところもあれば、当日だけなんてところも。
一般的はいつからいつまでが正解なのでしょうか。
今回はこのような鯉のぼりに関する疑問を解消していきたいと思います。
保存方法なども要チェックですよ。
目次
鯉のぼりを飾る時期、しまう時期はいつがいいか
飾る時期
鯉のぼりの時期ですが、実はこの日に飾り始めなければいけないというのはありません。
各家庭で決めて大丈夫なのです。
そのため、家庭によって鯉のぼりが早いうちから飾られていたりするのですね。
多くの家庭は4月中旬ごろ飾りだしますが、中にはお雛様を片付けた3月3日以降から鯉のぼりを飾る家庭もあります。
ですが、鯉のぼりは天気のいい日に飾りたいですよね。
天気予報を事前にチェックしておき、程よく風の吹いている晴れの日を狙って飾るといいでしょう。
しまう時期
また、鯉のぼりをしまう日にも決まりはありません。
ですが、たいていの家庭は5月5日の子どもの日を終えたら片づけています。
あまり長く出していると季節感もなくなってしまいますし、子どもの日が終わったら片づけるようにしたいですね。
いい天気の中たくさんの鯉のぼりが空を泳いでいる姿は圧巻です。
出典:youtube
鯉のぼりの洗濯、メンテナンスはどうすればいいか
ずっと飾っているとどうしても鯉のぼりも汚れてしまいますよね。
鯉のぼりを片付けたら、その日のうちに洗濯してしまいましょう。
鯉のぼりは自宅で簡単に洗うことができます。
鯉のぼりの洗い方
1.お風呂の浴槽やたらいにぬるま湯を入れ、台所用の中性洗剤を少量溶かす。
2.鯉のぼりを1に1時間ほど浸けおきする。汚れが残っていたら軽く揉み洗いする。
※金粉がついているものは揉み洗い不可。
3.水が綺麗になるまですすぎをして、手で水気を絞る。
4.風通しのいい日陰で乾かす。
5.乾いたらたたんで、しまう。
このように普通の洗濯物のように手洗いできますが、注意しなくてはいけないポイントもあります。
・熱いお湯には入れない
鯉のぼりの材質はポリエステルやナイロンで、金具もついているため熱には弱いです。
生地を傷めないためにも、ぬるま湯で洗うということを守ってください。
・強く揉まない
汚れが残っている部分を揉み洗いするとき、決して強く揉まないようにしましょう。
色落ちや傷みの原因になるので、気を付ける必要があります。
金粉がついているものは揉み洗いするととれてしまうので浸けおきするだけにしてください。
洗濯機やドライクリーニング、アイロン、乾燥機は、生地や金具を傷めたり、口輪が破損する原因となりますので、避けましょう。
鯉のぼりの金具部分のお手入れも重要です。
錆びてしまうのを防ぐために、保管する前にはフッ素樹脂を含む油を塗っておきましょう。
鯉のぼりが破れたり壊れてしまったときですが、その時は鯉のぼりを買ったメーカーに問い合わせてみて下さい。
アフターサービスを行っているところもありますので、修理を依頼しましょう。
自分で直したい場合は、ネットなどで鯉のぼりのパーツごとに売られているので、壊れた部分のパーツを購入して修理する方法があります。
「鯉のぼり屋」というお店では、鯉のぼりの修理やクリーニングも依頼することができます。
注文によって値段が変わることもあるということなので、こちらのHPを参考にして、依頼してみたい方は問い合わせてみてください。↓
・鯉のぼり屋 修理価格表ページ
http://nitta-inc.co.jp/shoping/koinobori/48.html
鯉のぼりの保存方法はどうすればいいか
鯉のぼりの保管に適する場所は押し入れなどの直射日光が当たらない、湿度が高くない場所です。
洗濯した後、綺麗にたたんで、もともと鯉のぼりが入っていた箱などに入れて収納しましょう。
鯉のぼりの素材は基本的に、ナイロンやポリエステルなので、防虫剤は入れなくても大丈夫です。
まとめ
子どもの日が近付くと、鯉のぼりがいたるところで泳いでいます。
河原にたくさんの鯉のぼりを泳がせて、それに合わせたイベントを行う地域もありますよね。
日本らしくて季節を感じられるのでとても素敵です。
小さいものから大きいものまでどの鯉のぼりも迫力があります。
鯉のぼりは毎年活躍するものだから、丁寧にお手入れして長持ちさせてくださいね。