初詣とは 初詣の意味と由来は?いつまでに行けばいい?神社の参拝の仕方(作法)とは?

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年が明けると初詣に行かれる方が多いでしょう。
新しい1年の幸せを願ったり、運試しにおみくじを引いたり。

新年に欠かせないものですよね。
初詣に人気の神社では出店もあったりして毎年とても賑わっています。

その初詣ですが、もともとの由来はどういったものなのでしょうか。

今回は、初詣について、深く掘り下げてみます。

目黒不動尊

写真:Flickr/hiroshi ataka   目黒不動尊 

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●初詣とは?初詣の由来

年が明けてから初めて神社などに参拝することを初詣といいますが、

初詣の由来になった最初のものは「年籠り(としこもり、としごもり)」というもの。

家の長が大晦日の夜から元旦の朝にかけ、氏神の社に祈願をするため、籠る習慣でしたが、これがいつしか「除夜詣」と「元旦詣」にわかれました。

除夜詣は大晦日の夜、元旦詣は元旦の朝に参拝することですが、この元旦詣が今の初詣につながったと言われています。

初詣が定着したのは明治中期ごろ。
氏神にこだわらず、有名な神社に初詣へ行くことも一般化しました。

大晦日の夜から行っていた年籠りと、今の初詣は少し意味は違いますが、新しい一年が良い年であるように神様へ祈願することは、昔から同じだったのですね。

●初詣はいつまでに参拝すればいいの?

初詣は正月三が日に参拝することが一般的になっていますが、仕事柄この三が日の間忙しくて、初詣に行けないという方もいらっしゃいますよね。

でも必ずしも三が日に初詣しなくてはいけないわけではありません。
初詣には、はっきりとしたルールが定められていないからです。

1月中に参拝すれば良いとする考え方や、年内で最初の参拝ならいつだろうとそれが初詣であるという考え方もあります。

さらに回数に決まりもないので、たくさんの神社へ初詣に行けば、様々なご利益を受けられるという話も中にはあるのです。

初詣に対する考え方はそれぞれ。

あなたの都合に合わせてスケジュールを組むことが可能なのですよ。

●初詣の参拝のしかた(神社の参拝の仕方)を知ろう!

初詣に行くとあなたはどのように参拝しますか。

おみくじをまず引くという方、お守りを買う方、鈴をならしに行く方、色んな方がいらっしゃることでしょう。

あまり参拝のしかたについて深く考える機会は少ないかもしれませんが、この機会に正式な作法を知っておきましょう。

神社に参拝するときの作法


神社に参拝するときの作法
はこのようになります。

1.まずは鳥居をくぐる前から。
服装に乱れがないか確認して整えます。

2.鳥居をくぐる時には、神様を敬い軽く会釈をして境内に入りましょう。

3.すぐに神前に進むのではなく、先に境内の手水舎(ちょうずや、又はちょうずしゃと読みます)へ行き、身を清めます。

●右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、左手を、次に柄杓(ひしゃく)を左手に持ち替えて右手を清めます。
●その後、また右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、左手で水を受け、口をすすぎます。(水は飲みこまないで、口に含み吐き出します。)

※柄杓(ひしゃく)を口につけてはいけません。

●もう一度左の手のひらを洗い、自分が持った柄杓の柄の部分を柄杓を縦にし、残った水を流して洗い、元の位置に伏せて戻します。

【ひしゃく使い方は下の動画を見るとわかりやすいです】

4.身を清めた後、神前に進み、姿勢を正し、賽銭箱へお賽銭を入れます。

鈴を鳴らし、また姿勢を正してから、 

深いお辞儀(礼)を二回します。[ 二礼 ]

胸の前で二回拍手[ 二拍手 ]

そのあとに両手をきちんと合わせながら心を込めて祈ります。

両手をおろし、最後にもう一度深いお辞儀(礼)をします。[ 一礼 ]

[ 二礼 ][ 二拍手 ](お祈り)[ 一礼 ]と覚えておくといいですよ。

5.参拝を終え、鳥居をくぐるときも、神前の方へ軽く会釈し、境内を出ます。

どうでしょうか。
こういった参拝方法を知っていると、緊張感が出て初詣も身が引き締まりそうですね。

次回の初詣ではこのように参拝してみてはいかがでしょうか。

動画で説明してくれているものもあります。こちらもご覧ください。

【動画】初詣で使える!! 神社での参拝作法 R¡i¡ / Worship etiquette at shrine

出典:youtube

●神社とお寺のお参りの仕方 違いは? 

初詣は神社ではなく、お寺に行くという方もいらっしゃいますよね。

神社とお寺では参拝の仕方に少し違いがあるので注意しましょう。

お寺の参拝の仕方はこちら。

1.山門の前で本尊に向かって軽くお辞儀をします。山門の敷居をくぐるとき、敷居を踏まずにまたぐように注意しましょう。
諸説ありますが、敷居を踏むのは失礼にあたります。

2.手水舎で身を清めます。(神社と同じ)

3.灯明や線香が用意されていれば献灯、献香をします。

4.賽銭箱があれば軽くお辞儀をし、お賽銭を入れます。

5.鰐口があれば鳴らします。

6.胸の前で合掌し祈ります。このとき拍手しないこと。

お寺ではこのような参拝の仕方になります。
神社とはっきり違うのは拍手をしないということですね。

ごっちゃになって間違えないように注意したいものです。

●まとめ

初詣に行く日にち、神社やお寺の参拝方法など、初詣に関する情報をまとめてみましたが、参考になりましたか。

新年をいい年にするために初詣は欠かせませんよね。

私は毎年おみくじを引いて運試しをするのが楽しみです。
気の持ちようだとは思いますが、良い運勢だと1年間絶好調で過ごせそうな気がして嬉しいですよね。

神社でもお寺でも正しい作法で参拝し、新しい1年も身を引き締めてスタートさせましょう。