写真:Pixabay
今では日本でも名前を聞くことが多くなったイースター。
テーマパークや街などで、イースターにちなんだイベントも行われるようになりましたよね。
でもそういったイベントには参加するけど、イースターについてはよく知らないって方がまだまだたくさんいるのも事実。
海外ではクリスマスよりも大事だといわれているくらい大切な行事なんですよ。
そこで今回はイースターの由来や本来の意味について紹介します。
意味を知って、よりイースターを楽しみましょう。
イースターとは?イースター(復活祭)の意味と由来
イースターはキリスト教においては最も重要な祭とされています。
なぜなら、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念する祭だからです。
キリストは生涯にわたり様々な奇跡を起こしていますが、この復活はその中でも最大の奇跡だといわれています。
そのため、多くの教会では特別な礼拝や行事が行われ、各家庭でも家族で食卓を囲み、ごちそうを食べて祝います。
日本では2010年頃から、イースターの要素を取り入れたイベントの開催や商品の発売が始まり、馴染みが出てきましたが、クリスマスやバレンタインなどと同様に、キリスト教の国ではない日本では、宗教的要素はあまりありません。
イースターの意味ですが、イースターとは英語の呼び方で、日本語では復活祭といいます。
2018年のイースターはいつ?
2018年のイースターは4月1日(日)です。
基本的には、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」がイースターとされるので、毎年日付が変わるのですが、日曜日ということは決まっています。
必ず日曜日である理由としては、イエス・キリストが復活したのが日曜日だったからです。
キリスト教を重んじる国では、翌日の月曜日も休日になっていたりするんですよ。
もし日本でもそうなれば、ハッピーマンデーが増えますね!
イースターエッグとは?
イースターの時に、色とりどりの卵が飾られているのを目にした方も多いのではないでしょうか。
あれはイースターエッグと呼ばれるものです。
写真:Pixabay
日本語では復活祭の卵といいますが、イースターの休日や春を祝うために特別に飾り付けられた鶏卵です。
もともと鮮やかに色付けされた鶏卵の茹で卵を使っていましたが、今ではチョコレートで作られた卵や、プラスチックの卵の中にお菓子を詰めているものを使うことも。
お菓子業界も力を入れており、砂糖細工やペーストリーの装飾技術を駆使した繊細な作りのものまであるんです。
さらに視覚障害を持つ子供たちのために、音のなるイースターエッグも作られています。
イースターには欠かせないアイテムであることが分かりますね。
イースターとうさぎの関係
イースターの象徴的な動物といえばうさぎ。
イースターバニーといって、イースターエッグを家まで運んできてくれるというキャラクターがいます。
でもどうしてうさぎなのか気になりますよね。
うさぎが選ばれた理由としてはこのような説があります。
「うさぎはたくさんの子どもを産むという特徴から、新しい命(再生)=復活と結びついてイースターの象徴となった」
というのです。
うさぎはそんなにたくさん子供を産むの?
と、疑問に思われる方もいるかもしれませんが、実はうさぎって最初の子供がまだお腹の中にいるのに、次の子供を授かることができるんですよ。
びっくりしますよね。
過剰受胎と呼ばれる現象なのですが、その現象のために1年に何度も出産することができます。
そんな多くの命を生み出すうさぎは古くから縁起物としても扱われ、豊穣のシンボルとされ、自然にイースターに取り入れられていったのです。
ディスニー製作の短編アニメーション映画「シリー・シンフォニー-楽しい復活祭-」にも、たくさんの可愛いうさぎたちが出てきます。
出典:youtube
まとめ
今回はイースターについて紹介しました。
イースターが復活祭だということを初めて知った方も多いのではないでしょうか。
現代で考えると人間が復活するというのは信じられない話ですが、イエス・キリストは奇跡を起こしたんですね。
そんな素晴らしい日は、キリスト教徒が最も重要に考える日であるのにも納得できます。
日本では楽しいイベントとしてイースターが行われているので、まだ参加したことがない方も今度はぜひ参加してみましょう。