ワイン好きにもそうでない方にも大人気のボジョレーヌーボー。
実は色々と種類があることはご存知ですか?
今回はボジョレーヌーボーの種類について詳しく紹介したいと思います!
出典:Flickr Beaujolais Nouveau Party by Hajime NAKANO
目次
ボジョレーヌーボー どんな種類があるの?
実はボジョレーヌーボーは1種類ではなく、いくつか種類があるのです。
ボジョレー地方で採れた葡萄を使って作られた、新酒のワインをボジョレーとしていますが、4つのランクに分かれているのです。
・ボジョレー…ボジョレー地方で採れた葡萄から作ったワイン
・ボジョレー・シュペリュール…特定の地区で採れた葡萄から作ったワイン
・ボジョレー・ヴィラージュ…特定の村で採れた葡萄から作ったワイン
・クリュ・ボジョレー…特定の畑で採れた葡萄から作ったワイン
となっており、クリュ・ボジョレーがボジョレーヌーボーの中でも最高ランクとされています。
一般的にボジョレーとボジョレー・ヴィラージュが多く出回っています。
どのランクのボジョレーヌーボーなのかは、ワインのラベルに記載されているので、すぐに分かります。
やはり、最高級のクリュ・ボジョレーと普通のボジョレーでは味が全く違います。
試しに飲み比べてみてはどうでしょう。
ボジョレーヌーボーと普通のワインとの違いは?
ボジョレーヌーボーは普通のワインとは作り方も味も違います。
普通のワインでは葡萄を潰してから発酵させるのに対し、ボジョレーヌーボーは葡萄を潰さず急速に発酵させて、短期間でワインに仕上げます。
葡萄を潰してから発酵させるのか、潰す前に発酵させるのかの違いですが、この違いが重要。
これにより、ボジョレー独特のフレッシュな香りを楽しむことができるようになるのです。
ボジョレーは仕込んでから2か月ほどで飲めるようになります。
普通のワインは何年か寝かせてから飲みますよね。
さらに普通のワインは常温で飲むのに対し、ボジョレーヌーボーの飲むときの適温は10℃前後といわれています。
ボジョレーヌーボーとボジョレーヴィラージュヌーボーの違いとは
どちらも市場に良く出回っているランクのボジョレーヌーボーですが、種類の違いでも述べたように、ボジョレーヌーボーとボジョレーヴィラージュヌーボーでは葡萄の産地が違います。
ボジョレーヴィラージュヌーボーはボジョレー地方の中でも、特定の村で栽培された葡萄を使っているので、ボジョレーヌーボーよりもランクが上になり、値段も少し上がります。
違いは村(地区)?ブドウの品種?
ボジョレーの種類はワインに使用される葡萄の産地によってランクが分けられていますが、使用して良い品種もランクによって違うのです。
・ボジョレー、ボジョレーシュペリュール、ボジョレーヴィラージュ
赤とロゼに使われる主要品種…ガメイ、ピノ・ノワール、ピノ・グリ
白に使われる主要品種…シャルドネ、アリゴテ
・クリュボジョレー
主要品種…ガメイ
となっており、最高ランクのクリュではガメイのみ使用可能とされています。
このようなことまで、ワイン法でしっかり決められているのです。
ボジョレーに主に使用されているガメイ種について紹介している動画がありましたので、参考にしてみてください。
【動画】
出典:https://www.youtube.com/
ボジョレーヌーボー用のブドウの品種は?
上記で記載したように、ボジョレーヌーボーに使っていい品種はいくつかありますが、実際には赤とロゼのボジョレーにはガメイが使われることがほとんどです。
また、白ではほぼシャルドネが使われているので、ボジョレーの赤とロゼにはガメイ、白にはシャルドネと認識している方が多いのではないでしょうか。
ボジョレーに使用する葡萄の収穫の様子が短い動画になっていました。
美味しそうな葡萄ですね。
<動画>
出典:https://www.youtube.com/
まとめ
一言でボジョレーヌーボーといっても細かくランクにわけられており、その味もランクによって全く違っています。
普段気にせず購入していた人は、この機会にランクによる味の違いを飲み比べてみてはどうでしょう。
新しいボジョレーヌーボーの楽しみ方を発見できるかもしれません。
数名でパーティーする場などでは、飲み比べをゲーム化して誰の舌が優秀なのか競い合っても面白いですね。
ぜひ試してみてください。